IT・インターネットの活用

IT・インターネットの活用

IT・インターネット活用

 インターネットが広く普及している現在、企業経営でもIT活用は必須の課題になっています。ただし、ITはあくまでもツールなので、導入することが目的になってはいけません。まず経営課題、業務課題を明確にして、その課題を解決するための手段として、ITの活用を考えるべきです。そして、最近は業務効率化のために、情報システムを自社導入するのではなく、いわゆるクラウド上のWebサービスを活用する企業が増えています。

 また以前に比べて、業務系のコスト削減を目的にIT化を進めるのではなく、インターネットをうまく活用して売上アップを図りたいというご相談が増えています。昭和時代は市場が拡大しているので売上は右肩上がりの状態で、業務系のIT化によりコスト削減できれば業績改善に直結しました。しかし少子高齢化社会となり全体市場が縮小している現在では、まず売上を効率的に増やすことが一番の経営課題になっています。基本的な自社ホームページの活用から、SNSの活用、テレワーク、スマートフォンの活用、ビデオ会議、グループウエアなど、検討テーマは数多く存在します。

 繰り返しになりますが、ITはあくまでもツールなので、企業によって異なる課題をどう解決するか、そこから議論を始めて、ぜひ経営改善につながる有効なIT活用を実現しましょう。

コラム

インターネット販売のヒント

ネットショップ

 インターネット販売、いわゆる「ネットショップ」を運営する上での主なポイントをご説明します。ネットショップと言っても、運営規模、取扱商品などショップによって多種多様ですが、基本的な考え方は共通しています。ネットショップを運営するには、もちろん基本的なITスキルが必要になりますが、その売上を拡大していくためには、ITスキル以上に小売業の知識、販売促進のスキルが重要になります。ネットショップの売上を伸ばしていくのは、リアル店舗の売上を伸ばしていくのと同様だからです。

 売上が減少しつつある場合は 、その原因を客観的に分析してみましょう。お店のコンセプトが曖昧になっていないか、対象顧客は明確になっているか、魅力的な商品を揃えているか、商品の魅力を十分に伝えられているか、買いやすい工夫をしているか、居心地の良い買い物の場になっているか、などなど。リアル店舗とネットショップ、どちらも必要なことは同じです。リアル店舗も運営されている方は、そのお店の売上アップのために何をしたらよいか、それをヒントに考えてみるとよいでしょう。

 ネットショップ専業の方も、上記に挙げたポイントを参考にしながら、お客様が自社サイトに訪問されてから購入に至るまでの過程(プロセス)を細かいステップに分け、それぞれにおいて問題点、改善点がないか、見直してみてください。

 ネット上のビジネスは「トライ・アンド・エラー」を迅速に繰り返すのが成功の秘訣です。常に改善点を考えながら新しい施策にトライし、効果が見えなかったらその原因を分析し、それを反映したさらに新しい施策を試みる、その繰り返しが重要なのです。そういう意味では、社内承認に時間がかかる古い体質の大企業よりも、迅速に動ける中小企業の方が成功する可能性が高いと言えるでしょう。

ホームページ活用のヒント

WEBサイト

 今では、中小企業でもほとんどの会社がホームページを持っています。しかし、そのホームページをどれだけ業績アップに活用しているでしょうか。会社概要、事業内容、社長挨拶等の、いわゆる「会社案内型」ホームページの場合、更新すべき内容がなかなか見つからなくて、更新頻度が低下、中には何年も作りっ放しという会社もあります。
ホームページは、その内容が更新されなければ誰もアクセスしなくなります。

 したがって、事業に関係する新しい情報を常に社内で収集し、それをホームページで社外に情報発信することが大事です。「それは分かりますが、いつもそんなに新しい情報がありません」と、言われることがありますが、本当にそうでしょうか。
まず、自社のホームページを「会社案内型」から「顧客提案型」に変えましょう。

 ホームページを24時間働く営業担当者にするのです。一度、お客様の視点から考えてみてください。
お客様はどんな情報を知りたがっていますか?
どんな情報が掲載されているとうれしいでしょうか?
あなたの会社はどんな情報をお客様に知ってもらいたいですか? お客様に知ってもらいたい最近のトピックスはありませんか?
お客様が知りたい情報はいくらでも存在します。ぜひ社内で検討して、貴社のホームページに掲載しましょう。

ソーシャルメディア活用のヒント

SNS

 一言でソーシャルメディアと言っても、Twitter、Facebook、Instagram、LINE、YouTube、ブログなど、数多くのサービスがあります。それぞれにサービスの特徴がありますので、それらを理解した上で活用することが必要です。

 Twitterは140文字までの情報発信ですので、長文は書けませんが手軽に頻繁に発信できます。Facebookでは、個人ページとは別に商売用のFacebookページというものが無料で作成できますので、これをうまく情報発信に利用するとよいでしょう。Instagramは写真がメインになりますので、見栄えする写真を継続的に投稿できる場合は、情報発信にとても有効です。ある程度まとまった量の文章を書く場合は、アメブロやnoteなどのブログサービスを利用するとよいでしょう。

 そして、これらのサービス同士、また自社ホームページとも連動させておくと効率的な情報発信ができます。いずれのサービスも、利用を始めたら継続することが大切です。会社として一旦利用を始めたら、すぐに止めるわけにはいきません。大事なことは、利用を開始する前に利用目的、運用体制、投稿ルールなどを社内で十分に検討して明確にしておくことです。

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